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「雲湧く山稜 3」

  ホワイトワトソン 中目 F6号

日本第2位の高峰、北岳山頂に立った時は、一面のガスで何も見えず……

山頂標識の前で記念写真を撮って、すごすごと下山を始めると……突然、目の前の

ガスが晴れ、足元に登ってきた尾根が見えだした。……でも、このまま晴れてくるとは思え

なかったので、山頂に戻ることなく、さらに下山を続けたのだった。





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